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遂にシリーズDVD化決定!

掛け値無しの傑作SF・新TVシリーズ
5月23日(金)DVD-BOX発売決定!!
「GALACTICA / ギャラクティカ」
起:season1 [全14話:序章+101〜113]

発売元:デイライト 販売元:アミューズソフトエンタテインメント
FLIX3月増刊号「Enjoy!海外TVドラマLife」
「ギャラクティカ」特集 「起:season1」オープニング・エピソード『序章』前半のDVD付き



コナミ SFムービーセレクション「宇宙空母ギャラクティカ」

2008年5月26日 イベント上映の模様を掲載

BGM by Stu Phillips:Original “Battlestar Galactica”Main Title”


5月22日(木) 「GALACTICA / ギャラクティカ 序章:ジェノサイド」
DLP上映★体感イベント in 新宿バルト9








宇宙空母ギャラクティカ “BATTLESTAR GALACTICA”(TVミニシリーズ)
製作:SCI FI PICTURES / USA CABLE and ACES AND EIGHTS PRODUCTIONS
第1クールTV放映:2003年12月〜2004年1月・アメリカ / SCI-FIチャンネル (日本TV未放映)
DVD日本発売日:2004年12月31日 / ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン(DVDタイトル:『バトルスター ギャラクティカ -サイロンの攻撃-)

 『宇宙空母ギャラクティカ』は、1977年に大ヒットした『スター・ウォーズ』の影響によりユニバーサル映画がTV向けに製作した本格的なスペース・オペラで、1978年からアメリカABCテレビで放映された。『スター・ウォーズ』『スパイダーマン1&2』の特殊効果を手掛けるジョン・ダイクストラなど一流のスタッフが携わり、当時としては破格の巨費を投じられた超大作であるが、日本では1979年にパイロット版を再編集した劇場版が公開され、その後TVシリーズが日本テレビ(『宇宙空母ギャラクチカ』)で放映されている。現在は、海外でインターネットを通じたファンクラブがあり、今なお多くのファンから支持されているためか、幾度か新たなTVシリーズや映画などの企画が浮上した。『宇宙空母ギャラクティカ』でアポロ役を演じたリチャード・ハッチが新シリーズを企画したり、製作総指揮を担当していたグレン・A・ラーソンがIMAX用の劇場映画として企画を立てるなど、どちらに製作の主導権があるか裁判沙汰にもなったほどだ。さらに2001年にはスタジオが20世紀フォックスにかわり、『X-メン』シリーズのブライアン・シンガーが制作を担当することで決定したがすぐに降板。そしてようやく今年の12月、アメリカのケーブルTV局「SCI FIチャンネル」でミニシリーズとして放送されることになった。しかしながら今まで名を上げてきたリチャード・ハッチやグレン・A・ラーソンの姿はなくスタッフ、キャスト共に一新した。

 製作総指揮
は、SFの名作TVシリーズ「新スター・トレック ネクスト・ジェネレーション」や劇場版『ジェネレーションズ / STAR TREK』や『ファースト・コンタクト / STAR TREK』の脚本を手がけてきた脚本家ロナルド・D・ムーアが担当。この新シリーズでは、新しい世紀、新しい聴衆に応じた“SFTVシリーズの徹底的再構築”と語ってる。物語は旧作と基本的な設定は変わらず、友達、家族、そして全文明を破壊し人類の滅亡を計るサイロンズから逃れた宇宙空母「ギャラクティカ」のクルーらが生き残りを賭け、新たな新天地を目指して旅に出るというもの。サイロンズとの戦いや冒険だけを描くのではなく、戦争をリアルに描き、より人間関係や物語が複雑になるとのことだ。登場人物も男性であったスターバックが新シリーズでは女性パイロットにかわったり、女型アンドロイドのNo.6が登場するなど現在流行のスタイルに合わせた工夫を凝らしている。(2003年12月)

スタッフ
製作総指揮:デヴィッド・エイック(David Eick) / ロナルド・D・ムーア(Ronald D.Moore)
監督:マイケル・ライマー(Michael Rymer)
撮影:ジョエル・ランサム(Joel Ransom)
編集:ダニー・クーパー(Dany Cooper)
音楽:リチャード・ギブス(Richard Gibbs)
Production Manager:Ron French
Production Designer:Rivhard Hudolin
Supervising Art Director:Douglas Mclean
U.S.Casting Directors:Eric Dawson / Robert Ulrich
Vancouver Casting Directors:Coreen Mayrs / Heike Brandstatter
Art Directors:Ken Rabehl / Ivana Vasak
Set Designers:Joelle Ciona / Neville Conway / Jennifer Donaldson / Don Halton / Kathleen Morrissey
Set Decorator:Shirley Inget
Costume Designer:Deborah Everton
Visual Effects Supervisor:Gary Hutzel
Visual Effects Coordinator:Cordell Wynne
Special Effects Coordinator:Stewart Bradley

キャスト
アダマ司令官:エドワード ・・・・・・・・・・・・
ラウラ・ロスリン大統領 ・・・・・・・・・・・・・・
ガイウス・ブラスター博士 ・・・・・・・・・・・・
No.6 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
リー・アダマ隊長(アポロ) ・・・・・・・・・・・・
カーラ・トラキア中尉(スターバック) ・・・・
シャロン・ヴァレリー中尉(ブーマー) ・・・
タイ大佐 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
チロル曹長(CPO) ・・・・・・・・・・・・・・・・・
ビリー・ケイケヤ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
デュアラー下士官 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アーロン・ドーラル ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
レオーベン・コノイ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ボクシー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ジェームス・オルモス(Edward James Olmos)
メアリー・マクドネル(Mary Mcdonnel)
ジェームズ・キャリス(James Callis)
トリシア・ヘルファー(Tricia Helfer)
ジェイミー・バンバー(Jamie Bamber)
Katee Sackhoff
グレース・パーク(Grace Park)
マイケル・ホーガン(Michael Hogan)
アーロン・ダグラス(Aaron Douglas)
ポール・キャンベル(Paul Campbell)
キャンディス・マクルーア(Kandyse McClure)
マシュー・ベネット(Matthew Bennett)
カラム・キース・レニー(Callum Keith Rennie)
コナー・ウィドウズ(Connor Widdows)

オフィシャルサイト:Sci-Fi.com Battlestar Galactica [英語]
IMDb:Trailers for Battlestar Galactica [予告編]


ロナルド・D・ムーア(Ronald D.Moore)
2000〜2002 ロズウェル〜星の恋人たち(TV)
2000 M:I−2
1997〜1999 スター・トレック / ディープ・スペース・ナイン(TV)
1996 ファースト・コンタクト / STAR TREK
1994 ジェネレーションズ / STAR TREK
1994 ジェネレーション / 永遠への旅(TV)
1993 ジェネレーション / ボーグ変質の謎(TV)
1993 ジェネレーション / 謎のエイリアン部隊(TV)
1992 ジェネレーション / 戦闘種族カーデシア星人(TV)
1991 ジェネレーション / クリンゴン帝国の危機(TV)
1991〜1993 新スタートレック / ザ・ネクスト・ジェネレーション(TV)
製作総指揮
原案
製作

脚本
原案・脚本
脚本
脚本
脚本
脚本
脚本
製作


エドワード・ジェームズ・オルモス(Edward James Olmos)
生年月日:1947年2月24日 アメリカ・カリフォルニア州イーストロサンジェルス

 10代の時にロック・バンドを結成して60年代に活躍。68年にはロバート・ケネディの大統領選で歌手としてキャンペーンに参加した事もある。やがて演劇を志すようになり78年にはミュージカルでシアター・ワールド賞を受賞。翌年には角川映画の『白昼の死角』と『復活の日』に出演。82年の『ブレードランナー』で折り紙を折るブレードランナーに扮して一躍注目される。84年スタートの『特捜刑事マイアミ・バイス』では主人公たちを見守る警察主任を演じて再び脚光を浴び、87年には『落ちこぼれの天使たち』でアカデミー主演賞候補にもなった。

エドワード・ジェームズ・オルモス公式サイト
2001 エル・ドラド / 黄金の都
2000 ゴシップ
1999〜2000 ザ・ホワイトハウス(TV)
1997 12人の怒れる男 / 評決の行方(TV)
1997 ロルカ、暗殺の丘
1997 セレナ
1995 ミ・ファミリア
1992 ディレクターズカット / ブレードランナー<最終版>
1989 生きるために
1987 落ちこぼれの天使たち(劇場未公開、アカデミー賞主演男優賞ノミネート)
1984〜1989 特捜刑事マイアミ・バイス(TV)
1982 ブレードランナー
1981 ウルフェン
1980 復活の日
1979 白昼の死角
1978 ハイジャック'78 / 米三大都市核攻撃全滅計画(TV)
1975 雨のロスアンゼルス


メアリー・マクドネル(Mary McDonnell)
生年月日:1952年4月28日 アメリカ・ニューヨーク州イサカ

 ニューヨーク州立大学フレドニア校卒業後、NYを中心に舞台で活躍。81年にオビー賞を受賞したり、ブロードウェイにも進出して多くの舞台を経験する。84年『ガルボトーク / 夢のつづきは夢・・・』で映画デビュー。彼女の出世作となった90年の『ダンス・ウィズ・ウルブズ』で“拳を握って立つ女”を見事に演じてアカデミー助演賞のノミネートされた。その後『パッション・フィッシュ』で主演賞にもノミネートされ、演技面も充実していることを証明した。現在は一児の母でもある。

2001〜2002 ER緊急救命室(TV)
2001 ドニー・ダーコ
1999 マムフォード先生
1997 12人の怒れる男 / 評決の行方(TV)
1996 インデペンデンス・デイ
1992 スニーカーズ
1992 パッション・フィッシュ(アカデミー賞主演女優賞ノミネート)
1991 わが街
1990 ダンス・ウィズ・ウルブズ / 4時間アナザー・ヴァージョン
1990 ダンス・ウィズ・ウルブズ(アカデミー賞助演女優賞ノミネート)
1984 ガルボトーク / 夢のつづきは夢・・・


「宇宙空母ギャラクティカ」の最新シリーズ、絶賛レビュー
【4月6日 WIRED】 新作の『バトルスター・ギャラクティカ』(邦題『宇宙空母ギャラクティカ』)は今までで最高のSFテレビ番組と言っていい(本シリーズの最終回はSF番組専門のケーブルテレビ局「サイファイ・チャンネル」で4月1日午後10時[米国時間]より放送)。なぜなら、SF作品としてすばらしいだけでなく、テレビ番組としても最高だからだ。
 テレビであれ、映画や本であれ、SF作品の大半はいまだに科学オタクやいつまでも子供でいたい大人たちを対象としているが、この作品のプロデューサー、ロナルド・ムーア氏とサイファイ・チャンネルは今回の作品に、広範な視聴者に訴える現代的で最先端の魅力を与え、SFというジャンルそのものを根本的に作り直している。
 「ほんとに面白いわね」と、今週放映された、最終回の1回前となる第12話の再放送を見た妻は、番組最後のクレジットが流れだすと叫んだ。「まるで、『スタートレック / ザ・ネクスト・ジェネレーション』と『ウエスト・ウィング』(米NBCの人気テレビ番組)が合わさったみたい」
 サイファイ・チャンネルの『ギャラクティカ』は、1978年に米ABC放送が放映した、ローン・グリーン主演のテレビシリーズのリメーク版だ。当時この番組は、その前年に公開された『スター・ウォーズ』第1作の人気に乗じて作られたが、あまりに安っぽく、シリーズは短命に終わった。当時は1シーズン半で打ち切りになったこの番組だが、それでも熱心なファンがつき、その後もずっと復活を求める声はやまなかった。だが、こうした昔からのファンの中には、今回のリメーク版に大喜びしていない人たちも多い。ストーリーの設定や登場人物にはオリジナル版との共通項もいくつかある。ただ、そのセンスは大違いで、音楽にたとえるなら、旧バージョンがビー・ジーズだったとすると、今回はモービーなのだ。
 旧・新とも、『ギャラクティカ』シリーズでは次のような設定のもと、ストーリーが展開される。人類の一団は、はるかかなたの恒星系にある12の惑星――コロニーと呼ばれ、それぞれに黄道12星座の名がついている――に植民し、人間の殺戮を狙う機械集団「サイロン」と、長期にわたる戦いを繰り広げている。リメーク版のオリジナル版と違う点としては、第1に、人間がサイロンを作ったという設定がある。そのサイロンが人間に反旗を翻し、戦争を仕掛けているのだ。第2は、新シリーズの始まりで明らかになるが、サイロン――オリジナル版では大きな金属の塊で、よく「歩くトースター」などと表現された――が、人間の姿に自らを作りかえた結果、今では「見た目はすっかり人間」となった点だ。
 実際、人間世界に潜伏しているスパイのなかには、自分がサイロンであることを知らない者さえいる。しかし、人間の姿をし、しなやかな体つきをしたあるサイロン(トリシア・ヘルファー演じる女サイロン「ナンバー・シックス」)は自分が何者かをしっかり心得ている。ナンバー・シックスは、天才科学者のガイウス・バルター(ジェームズ・コリス)を色仕掛けで誘惑し、バルターがプログラムした「12の植民惑星」を防衛するメインフレームへの侵入に成功する。その結果、サイロンは奇襲攻撃を仕掛け、植民惑星と防衛宇宙艦隊をさんざんに打ちのめす。
 こうした部分を別にすれば、あとはすべて昔の『バトルスター・ギャラクティカ』を踏襲している。冷徹だが悩める司令官、ウィリアム・アダマ(エドワード・ジェイムズ・オルモス)は、自らの宇宙船にネットワーク・コンピューターの装備を拒否していた。サイロンの奇襲攻撃から生き残った5万人を乗せたおんぼろ艦隊を護衛するのは、アダマ司令官率いる宇宙船と、これに搭載された戦闘機、バイパー(機体の先が尖っていないところが特徴)だ。教育長官から大統領に転じたローラ・ロスリン(メアリー・マクドネルが演じる)が艦隊を率いている。そして全艦隊は、容赦なく追ってくるサイロンたちからひたすら逃げる。
 2003年12月にパイロット版として放映されたミニシリーズは、プロデューサーのムーア氏が登場人物、相互の関係、ストーリーを徐々に展開していく手法をとったため、ゆっくりとした始まり方だった――おかげで、せっかちな視聴者がいくらか離れてしまったかもしれない。ワイアード・ニュースの編集者もその1人で、番組開始から5分後には退屈になってテレビを消してしまった(本人によると、退屈というよりイライラしたのだという)。しかしこの進行ペースも、サイロンが核兵器で集中攻撃を始めたところから劇的にスピードアップし、ストーリーが次々と新たな展開を見せるようになる。
 では、今回の正式な放映シーズンで第1話となる『33』を見てみよう(サイファイ・チャンネルの番組サイトで1本丸ごと公開されている)。このエピソードでは、サイロンから逃れるため、艦隊は33分に一度、超光速ワープを強いられる状態をもう10日ほど続けている。どうやらサイロンは、人間側の艦隊の船の1つに自動誘導装置のようなものを密かに取り付けていたようだ。ストーリー展開は緊迫を極める。脚本も演技もすばらしい出来で、200時間以上にわたって不眠不休で戦う、ギャラクティカ乗組員の緊張と疲弊が画面からそのまま伝わってくるようだ。
 この例でもわかるように、ほとんどすべてのエピソードが、絶妙な状況設定や予想もしない展開を見せてくれる。さらに、現実味ある会話がふんだんに盛り込まれた脚本とおおむね抑制の利いた演技が、しっかりと話を支える。オルモスの演じるアダマ司令官を見ていると、ひょっとして伝説的な『スタートレック』のカーク船長とピカード艦長などは、われわれの記憶にあるよりも仰々しく、尊大で我慢のならない存在だったのではないか、という気がしてくるほどだ。
 筆者が考える今回の『ギャラクティカ』最大のマイナス点は、大人のエロチックな雰囲気を出そうとして、過剰になっている部分があることだ。1話につき少なくとも1回はセックス・シーンがあるし、行き過ぎとまでは言えない場面でも限りなく昼メロ的なムードに陥る傾向がある。セックス・シーンの必要性については、いまだに納得できないものがあるが、後者の理由についてはある程度理解できる。実際、『ギャラクティカ』が若干メロドラマ的になるのは、中核となるストーリーに忠実であろうとするときだからだ。この番組は最終的に、サイロンとその創造者である人間との関係性をしっかりと掘り下げ、次のように問いかけている――われわれを真に人間たらしめているものは何なのか?
 本作ではその答えを、人間の愛と憎しみ、人間の内面に巣食う混沌、そして人間どうしの関係に見いだしている。情熱、美徳、狭量さからくる張り合い、打算、妬み――そういったものだ。そして、世界の中で自分の居場所を常に問い続けるのも人間だ。結論を言えば、『バトルスター・ギャラクティカ』は最高のSFテレビ番組であり、SFのまったく新しい形式への可能性を示したもの、ということになる。それもすべて、人類が科学によって何を達成できるかという問題の本質は、人をあっと驚かせるような部分にあるのではないということを、番組の生みの親のムーア氏がきちんと理解しているからだ。人間がいかに版図を拡大したとしても、われわれの中で変わっていくものと、変わらないものを見極めようとする――それこそが重要だということなのだ。
 『バトルスター・ギャラクティカ』は連続ドラマなので、途中のエピソードから見ても若干わかりにくい。4時間分のパイロット版ミニシリーズはDVDで発売されている。またサイファイ・チャンネルでは、今夏放映予定の第2シーズン(20回)が始まる前に、今回の第1シーズンの13回分を再放送する模様だ。

「ギャラクティカ」最新ミニシリーズは見どころ満載
【12月9日 WIRED】 ロサンゼルス発――SF番組専門のケーブルテレビ局「サイファイ・チャンネル」で、『バトルスター・ギャラクティカ』{邦題『宇宙空母ギャラクティカ』}の新しいミニシリーズがまもなく放映される。製作者側は、1970年代のSFテレビシリーズの古典を“リ・イマジネーション(再創造)”したこの作品は、より暗く、よりリアリズムに徹したものになると断言している。
ハリウッドでは、この発言の解釈は一通りしかあり得ない。セックスが増えるということだ。
 2日夜(米国時間)にロサンゼルスで行なわれたプレミア上映の席上、製作総指揮者の1人であるデビッド・エイック氏は「オリジナル版より優れたものにするには、サイロンたち“人間に対立する機械人間”にセックスをさせるしかないと気づいた」と言い放った。オリジナルのテレビシリーズでは、金属頭の「歩くトースター」のようだったサイロンは、新しいシリーズでは――何というか、とてつもなくセクシーなブロンド女の姿になり、人間社会に潜入して滅亡させようと巧みな罠を仕掛ける。
 今回、アンドロイドとして人間の姿になった敵の1人、「ナンバー・シックス」を演じるのは、下着カタログ「ビクトリアズ・シークレット」の元モデル、トリシア・ヘルファー(写真1)だ(なるほど、これがビクトリアズ社の大きな「秘密」だったのか――至る所で目にするあのカタログには、何か邪悪な目的があるとは思っていたのだが)。セックスに身悶えする最中、彼女の背骨はこの世のものとは思えない、X線の赤い光を発する。

(写真1)

 今回のミニシリーズは2部構成で、12月8日に初放映される第1部のエピソードには、度肝を抜くシーンがは目白押しだ。お色気満点のサイロンに加えて、刺激の点ではひけをとらない、震えあがるほど怖い世界滅亡の恐怖、最果ての宇宙で繰り広げられる爆薬てんこ盛りの戦闘シーンといった要素がちりばめられている。しかしこのような派手な仕掛けも、マイケル・ライマー監督{『エンジェル・ベイビー』(1995)、『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』(2002)}のきめの細かい演出がなかったら、台無しになっていただろう。結果は、見事な成功作となっており、どの場面をとっても決してがっかりさせない内容だ。
 SF番組の古典となったキッチュな70年代版のファンなら、新シリーズが多くの面でオリジナルとは異なっていることに気がつくだろう。たとえば、エネルギッシュな性格の人気キャラクター、スターバックをかつて演じていたのは男優のダーク・ベネディクトだったが、新シリーズでは女性キャラクターに変わっている。2003年バージョンでこの役を演じるのは、女優のケイティー・サックホフ(写真2)(テレビドラマの『エデュケーション・オブ・マックス・ビックフォード』(日本未公開)、映画『ハロウィン・レザレクション』に出演)だ。
 “スターバックは女たらしで、葉巻をふかすような男だった。ところが今度は、男たらしで葉巻をふかし、何かとトラブルを引き起こす女になった”とサイファイ・チャンネルのサイト「サイファイ・コム」のジェネラル・マネージャー、クレイグ・エングラー氏は述べている。

(写真2)

 4時間にわたるこのミニシリーズの見た目と雰囲気は、オリジナル版だけでなく、他の多くのSF系テレビ番組とも異なっている。このシリーズでは、壮大で映画的な『スター・ウォーズ』のような戦闘シーンは登場せず、代わりに“リアリティーのある宇宙”という観点に貫かれている。コンピューター合成された交戦シーンは、まるで地元の航空ショーを手持ちのビデオカメラで撮影したように感じられ、突然ズームしたり、カメラが予想もしないような動きでパンしたり、航跡をとらえたりする。
 今回のミニシリーズでは撮影が行なわれたのは、エングラー氏の説明によると“これまでにわれわれが組み立てたなかで最大級のサイズ”の8の字型セットだったという。このおかげで、第1部の幕開けに登場する、セット内を延々と巡る長回しの場面が可能になった。また、戦闘機に搭乗するロボット・パイロットも出てこない。サイロンの最新型の戦闘機では、人工知能が進歩しているため、パイロットがいなくても飛行(それに戦闘も)できるからだ。

 しかしおそらく最も顕著な違いは、今回の番組が、過去のSF番組ではほとんど問われなかった疑問を投げかけていることだろう。オリジナル版の『ギャラクティカ』シリーズでは、故郷を失った人間たちが群れ集って生き延びようと悪戦苦闘する様子を描いた物語だった。これに対して、今回の新しいギャラクティカは、劇中のアダマ司令官{エドワード・ジェイムズ・オルモス
(写真3)が繊細に好演している}による演説を通して、“人類が救われる価値があるとしたら、それはなぜだろうか?”と問いかけてくる。

(写真3)

 このシリーズは、ロナルド・D・ムーア氏(ケーブルテレビ『HBO』の連続ドラマ『カーニバル』の製作総指揮も務めている)が共同プロデューサーに名を連ね、脚本執筆にも参加しているが、技術マニアにとっても見どころは盛りだくさんだ。たとえば、ネットワーク化されたコンピューターが、人類のアキレス腱(ルート権限{マシンの全機能を管理できる権限}を持っているシステム管理者ならば誰でも承知の事実だ)として登場している。また、より強くなった敵のロボットに勝つために人類はどうしても戦闘力の増強を必要としていたが、結局その役に立ったのは時代遅れの古くさい戦艦だったりするといった、昔の技術の優位性を示す場面もある。
 一方、新しいミニシリーズのプレミア上映がロサンゼルスで行なわれたのと同じ日に、その会場からわずか数キロ先のアメリカン・フィルム・インスティテュート(AFI)では、ギャラクティカをもとにした双方向テレビ・プロジェクトが初披露されていた
(写真4)。また、この2つに先立つかたちで、オリジナル・シリーズのDVDコレクションや、この番組をテーマとしたゲームソフト(「Xbox」および「プレイステーション2」用)がリリースされている。

(写真4)

 双方向テレビ・プロジェクト(日本語版記事)は、サイファイ・チャンネル、米マイクロソフト社、米ビベンディ・ユニバーサル・ゲームズ(VUゲームズ)社、そしてロサンゼルスに本社を持つハイテク企業、米スキーマティック社といった企業の共同開発により生まれたものだ。テレビチューナーカードの搭載が噂されるXboxとプレイステーションの次世代モデルを想定して開発は進められており、試作版(写真5)がすでに完成している。視聴者は番組を一時停止して、ゲーム(たとえば、人間のパイロットが乗っている戦闘機を操縦してサイロンと戦うといったもの)をはじめたり、キャラクターや場面を詳しく探ったりできる。

(写真5)

 スキーマティック社のデイル・ヘリグスタッド氏(写真6)は“われわれはテレビの四角な枠をはずし、視聴者にテレビの中、そして番組の中に入ってきてもらいたいと思っている。番組からストーリーが全くなくなるわけではない。かといって、DVDのように撮影の裏話を紹介するだけではない。そうではなく、シーンのまっただ中に視聴者が飛び込めるようにしたいのだ”と説明している。 

(写真6)

 2日、アメリカン・フィルム・インスティテュートで初公開されたのは、バトルスター・ギャラクティカをテーマに共同開発された高機能テレビを含めて、合計8つの双方向テレビ番組の試作版だった。今年で6年目を迎える高機能テレビワークショップは、従来よりも実践的なアプローチが目立っていたと、同インスティテュートのニューメディア・ベンチャー副責任者、アンナ・マリー・ピエルシモーニ氏は述べている。
 同氏によると“参加チームは、2年先といったこれからの技術ではなく、現在すでに導入されていて、消費者が手にできる技術を進んで使おうとする傾向があった”という。
 今年参加したプロジェクトの1つ、米ABC放送の「セレブリティ・モール」の双方向テレビバージョンは来年1月、Xboxと「ウィンドウズ・メディア・センター」という2つのプラットフォームで、より大規模に一般公開される予定になっている。
 バトルスター・ギャラクティカの高機能テレビ用試作版だけでなく、そのもとになった新しいテレビ番組も、今後の見通しははっきりしない。しかし双方向テレビ番組の開発者たちは、マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長向けに、非公開の上映会が開かれる予定になっているという事実をしっかりと心に留めている。
 スキーマティック社のヘリグスタッド氏は、次のように述べている。“Xboxでテレビを見たら、どんな感じがするだろうか?”という問いかけから、“すべてが始まった。もし、今回のミニシリーズが、本格的なシリーズに発展するなら、高機能テレビのプロジェクトを継続したいと望んでいる――本格的な予算を組んで。予算もない、時間もない、完成した番組もない状況でもこれだけのものができたのだとすれば、全面的な支援があったらどんなことができるか、ぜひともお目にかけたい”



 






宇宙空母ギャラクティカ “BATTLESTAR GALACTICA”
宇宙空母ギャラクチカ(TV放映タイトル)
製作:1978年・アメリカ / ユニバーサル映画 / CIC配給
日本劇場公開:1979年1月 渋谷パンテオン / 新宿ミラノ座 / 松竹セントラルほか
上映時間:120分 音響:センサラウンド方式
宣伝コピー
宇宙の海は人類のもの・・・
一瞬に吹飛ぶ惑星!襲いかかる宇宙戦斗機!発進せよ!宇宙空母ギャラクティカ!!

スタッフ

監督:リチャード・A・コーラ(Richard A.Colla)
製作:レスリー・スティーヴンス(Leslie Stevens) / ジョン・ダイクストラ(John Dykstra)
製作総指揮・脚本:グレン・A・ラーソン(Glen A.Larson)
撮影:ベン・コールマン
音楽:スチュー・フィリップス(Stu Phillips) / グレン・A・ラーソン(Glen A.Larson)

キャスト

リチャード・ハッチ(Richard Hatch)
ダーク・ベネディクト(Dirk Benedict)
ローン・グリーン(Lorne Greene)
ハーバート・ジェファーソン・Jr(Herbert Jefferson,Jr.)
ジョン・コリコス(John Colicos)
マレン・ジェンセン(Maren Jensen)
ローレッタ・スパング(Laurette Spang)
テリー・カーター(Terry Carter)
ジェーン・シーモア(Jane Seymour)
リュー・エアーズ(Lew Ayres)
1979年アボリアッツ・ファンタスティック映画祭参加作品


宇宙空母ギャラクティカ / サイロン・アタック
“MISSION GALACTICA:THE CYLON ATTACK”

宇宙空母ギャラクチカ / サイロン・アタック(TV放映タイトル)
製作:1979年・アメリカ / ユニバーサル映画 / CIC配給
日本劇場公開:1981年6月 渋谷パンテオン / 新宿ミラノ座 / 松竹セントラルほか
上映時間:108分
宣伝コピー
ギャラクティカ危うし!宇宙最強の敵を迎えて遂にギャラクティカが炎上した!
人気SFシリーズ第2弾!宇宙空間に残された最後の惑星サイロンをめぐって人類の興亡を賭けた宇宙大戦争!
スタッフ
監督:ヴィンス・エドワーズ(Vince Edwards) / クリスチャン・I・ネイビー二世(Christian I.Nyby U
製作:デヴィッド・J・オコネル
原案:グレン・A・ラーソン(Glen A.Larson) / マイケル・スローン(Michael Sloan)
脚本:グレン・A・ラーソン(Glen A.Larson) / ジム・カールソン / テレンス・マクドネル
撮影:フランク・サッカリー(Frank Thackery) / H・ジョン・ベナー
音楽:スチュー・フィリップス(Stu Phillips)

キャスト

リチャード・ハッチ(Richard Hatch)
ダーク・ベネディクト(Dirk Benedict)
ローン・グリーン(Lorne Greene)
ハーバート・ジェファーソン・Jr(Herbert Jefferson,Jr.)
ジョン・コリコス(John Colicos)
マレン・ジェンセン(Maren Jensen)
ローレッタ・スパング(Laurette Spang)
テリー・カーター(Terry Carter)
アン・ロックハート(Anne Lockhart)
トニー・シュバルツ
ジョージ・マードック(George Murdock)
ロイド・ブリッジス(Lloyd Bridges)


新・宇宙空母ギャラクティカ / 地球征服
“CONQUEST OF THE EARTH”

製作:1980年・アメリカ / ユニバーサル映画
日本劇場未公開・ビデオ発売 上映時間:99分

スタッフ

監督:シドニー・ヘイヤーズ(Sidney Hayers) / ジグムンド・ニューフェルド・Jr(Sigmund Neufeld Jr.) / バリー・クレイン
製作総指揮・脚本:グレン・A・ラーソン(Glen A.Larson)
撮影:フランク・P・ビースコーチャー(Frank P.Beascoechea) / マリオ・ディ・レオ(Mario di Leo) / ベン・コールマン
音楽:スチュー・フィリップス(Stu Phillips)

キャスト

ケント・マッコード(Kent McCord)
ローン・グリーン(Lorne Greene)
バリー・ヴァン・ダイク(Barry Van Dyke)
ロバート・リード(Robert Reed)
ピーター・マーク・リッチマン(Peter Mark Richman)
ロビン・ダグラス(Robyn Douglass)
ウィリアム・ダニエルズ(William Daniels)
ジョン・コリコス(John Colicos)
リチャード・リンチ(Richard Lynch)
ウルフマン・ジャック


宇宙空母ギャラクチカ TVシリーズ
“BATTLESTAR GALACTICA TV series”
宇宙空母ギャラクティカ(再放送時タイトル)
日本語版制作:日本テレビ / 東北新社 効果:フィスサウンド・クリエーション
キャスト
アポロ大尉:リチャード・ハッチ(Richard Hatch)・・・佐々木功
スターバック中尉:ダーク・ベネディクト(Dirk Benedict)・・・富山敬
アダマ司令官:ローン・グリーン(Lorne Greene)・・・北原義郎
ブーマー:ハーブ・ジェファーソンJr.(Herb Jefferson Jr.)・・・緒方賢一
タイ大佐:テリー・カーター(Terry Carter)・・・北原義郎
サリク:ジョージ・マードック(George Murdock)・・・塩見竜介
アセナ:マレン・ジェンセン(Maren Jensen)・・・幸田直子
バルター:ジョン・コリコス(John Colicos)・・・細井重正
ナレーター:若山弦蔵
エピソード
第1話 「ギャラクティカ発進!人類滅亡の危機を救え Part1」
第2話 「ギャラクティカ発進!人類滅亡の危機を救え Part2」
第3話 「ギャラクティカ発進!人類滅亡の危機を救え Part3」
第4話 「銀河伝説!惑星コボルの秘密 Part1」
第5話 「銀河伝説!惑星コボルの秘密 Part2」
第6話 「サイロン・アタック 惑星イクアレスの決闘」
第7話 「スペース・コンバット!妖星プロテウスの反乱」
第8話 「悪魔の新兵器!サイロン軍団総攻撃」
第9話 「氷の惑星アルクタの要塞」
第10話 「荒野の大砂塵!ボーレイとの死闘」
第11話 「バイオレンス・ウォーズ!サイロン基地大爆破」
第12話 「対決!空母ペガサス決死の大作戦 Part1」
第13話 「対決!空母ペガサス決死の大作戦 Part2」
第14話 「サイロン帝国の逆襲」
第15話 「クリスタルスター!神々の闘い Part1」
第16話 「クリスタルスター!神々の闘い Part2」
第17話 「宇宙の侍ノーマン VS 9つの顔を持つ男」
第18話 「スターバックを救え!名探偵アポロ登場」
第19話 「超時空バトル!遠来の兄弟たち Part1」
第20話 「超時空バトル!遠来の兄弟たち Part2」
第21話 「バルターの再反乱!奪われたシャトルを救え」
第22話 「アポロ危うし!惑星テラへの潜入作戦」
第23話 「SOSセレストラ号!銀河戦士の反乱」
第24話 「最後の対決!ギャラクティカ 対 総統母艦」(最終話)



“BATTLESTAR GALACTICA:The Second Coming”
製作:1999年 未公開
スタッフ
監督:リチャード・ハッチ(Richard Hatch)/ ジェイ・ウォールフェル(Jay Woelfel)
脚本:リチャード・ハッチ(Richard Hatch) / ソフィー・ラポルト(Sophie LaPorte)
制作総指揮:リチャード・ハッチ(Richard Hatch)
製作:ソフィー・ラポルト(Sophie LaPorte) / ジョニー・J・ヤング(Johnnie J. Young)
撮影:ディーン・カンディ(Dean Cundey) / スコット・スピアーズ(Scott Spears)
キャスト
アポロ司令官:リチャード・ハッチ(Richard Hatch)
バルター:ジョン・コリコス(John Colicos)
タイ大統領:テリー・カーター(Terry Carter)
Bojay:ジャック・スタウファー(Jack Stauffer)
Dr.Salik:ジョージ・マードック(George Murdock)
Count Iblis:リチャード・リンチ(Richard Lynch)
Council Elder:フィル・ブラウン(Phil Brown)
Lt.Atilla:フランク・ルオトロ(Frank Ruotolo)

カラー / 本編:182分 / 音声:英語(5.1ch)、日本語(5.1ch) / 字幕:英語、日本語、その他 / 画面サイズ:ビスタサイズ(16:9LB) / ディスク:片面2層 / 映像特典:メイキング映像(約20分)

発売日:2004年12月31日 / 発売元:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
キャスト(声の出演)
アダマ艦長・・・・・エドワード・ジェームズ・オルモス(坂口芳貞)
ローラ・・・・・メアリー・マクドネル(佐藤しのぶ)
リー(アポロ大尉)・・・・・ジェイミー・バンバー(千葉進歩)
バルター・・・・・ジェームズ・キャリス(宮本 充)
ナンバー6・・・・・トリシア・ヘルファー(浅野まゆみ)


宇宙空母ギャラクティカ DVDコンプリートBOX(国内版) 2003年11月27日 発売予定





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